年間わずか約150頭。
淡路ビーフが“幻の牛肉”と呼ばれる理由。
淡路島を旅していると、よく目にする「淡路牛」という言葉。
では、「淡路ビーフ」はご存じでしょうか。
「呼び方が違うだけでは?」
そう思われるかもしれません。
けれど実は、淡路島で育った牛のすべてが「淡路ビーフ」を名乗れるわけではありません。
淡路ビーフになれるのは、ほんの一握り。
淡路ビーフのルーツは、兵庫県が誇る「但馬牛」。
淡路島で生まれ育った但馬牛の中から、さらに厳しい認定基準を満たしたものだけが「淡路ビーフ」として認められます。
その数は、年間わずか約150頭。
世界的に知られる神戸ビーフも、ルーツをたどれば同じ但馬牛です。
何世代にもわたり守られてきた血統と、淡路島の穏やかな環境。
その両方が重なって生まれるのが、淡路ビーフなのです。
「霜降り」だけが、おいしさではありません。
淡路ビーフの魅力は、ただ脂が多いことではありません。
噛むほどに感じる赤身の旨味。
そして、口の中ですっと溶けていく、きめ細かな脂。
この二つのバランスこそが、淡路ビーフのおいしさのひとつです。
だからこそ、一口目の華やかさだけではなく、食べ進めても心地よい。
「もう一口」と思わせる余韻があります。
淡路島で、淡路ビーフを食べるということ。
オーベルジュ フレンチの森「La Rose」では、この希少な淡路ビーフを主役にした特別なコースをご用意しています。
ただステーキとして味わうのではなく、淡路島の野菜や魚介、その季節の食材とともに一つのコースとして味わっていただく。
どこで生まれ、なぜ希少で、なぜおいしいのか。
その背景を少し知ってから食べる淡路ビーフは、きっといつもとは違って感じられるはずです。
年間わずか約150頭。
淡路島を訪れたからこそ出会える一皿を、ぜひ旅の目的のひとつに。
次回の「フレンチの森 食の小話」も、どうぞお楽しみに。












